日本国内でも次第に注目されてきた民泊。日本だけが民泊に注目しているわけではありません。日本より早く民泊に力を入れていたアジアの国。それが経済大国の中国です。中国の民泊市場は、どのようなことになっているのでしょうか。そして中国人の民泊スタイルはどのようなものなのでしょうか。民泊に注目している日本も、中国のいいところを見習う姿勢が大事だといえるでしょう。

中国の民泊市場

2015年に中国の国内旅行者数は何と40億人に到達しています。海外旅行をする人も1億2000万人。これだけの人口が旅行すれば、世界中で話題になるのは当然です。日本に中国人もたくさん来ていますが、中国の旅行市場の活性化の現れといえるでしょう。

そして、この中国人の旅行を活性化させる土台になっているのが民泊仲介サイト。インターネットを使って自由に泊まる場所を選べるシステム。インターネットの発達が中国の旅行ブームに一役かっていることは注目すべき事実です。

空き家問題が民泊ブームに

景気が急激に良くなった中国といえども、社会問題というものは避けられません。中国国内で問題になっているのが空き家。日本でも問題になっていることですが、中国でも同様なのです。中国国内には5000万件ほどの空き家があり、どうにかしてこの空き家を利用しようと中国政府も頭を抱えています。

この空き屋を利用するために中国の民泊仲介サイトが、どんどん進出している形になっています。経済発展にもなるうえ、空き家問題まで解消できるという一石二鳥の方法。中国の民泊旅行ブームの土台になっているのが空き家問題という社会問題から派生したっていうのは興味深いことだと言えますよね。

途家網(トゥジァ/TuJia)

アメリカの場合はAirbnbという民泊仲介サイトが有名です。中国ではAirbnbは使えません。特に有名な民泊仲介サイトが途家網(トゥジァ)。月間42万PVで中国最大の民泊仲介サイトになっています。その他にも中国国内にはさまざまな仲介サイトが存在しています。中国人はこのようなサイトを利用して民泊を楽しんでいるのです。

それに比べて日本はまだ民泊がそれほど浸透していない状態。インターネットをうまく活用していなかったり、行政の対策が鈍いのも原因でしょう。法律の規制も厳しく、なかなか参入できるというものでもありません。これからの日本は民泊の規制緩和を目指していくことになるでしょう。

日本からはまだ

日本にいると中国人観光客をよく見かけますよね。東京や大阪などの都心部だけでなく、結構な田舎まで中国人が旅行しているのを見かけます。今から日本に来ることは可能ですが、その逆というのはあまり考えられません。

例えば、日本人が中国で旅行する際には、指定されたホテルに泊まる以外に方法はありません。かなり窮屈で、撮影するだけで大変なことになってしまう始末。

それというのも中国は日本と全く違う国家体制です。社会主義国といって日本のように、自由な権利というものは認められていません。外国人をしっかりと監視をして、国内の情報を持ち出されないよう、必死でガードしているわけです。

ホテル予約しても、外国人の宿泊はお断りと言われてしまったりで、日本から中国に行くというのはホテルでも難しいのです。民泊などさらに無理だということはお分かりいただけるでしょう。

仲のいい中国人がいるなどのコネがなければ、なかなか中国国内を旅行するというのも難しい話だと思ってください。さすが日本と全く違う社会主義国。いくら景気がよく経済大国だといっても、自由に旅ができる状況ではない、ということは知っておいてください。

積極的に進んでいる中国国内の民泊事業。その中心となるのは仲介サイト。空き家問題をうまく利用し、民泊というものを定着させました。その一方で、国家体制の特徴から、日本人が中国に旅行に行くわけにはいかないのが現状です。

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