日本って本当に民泊が根付くのかな?という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。 突然始まった民泊という制度。さまざまなトラブルも出てきています。民泊は日本にスムーズに受け入れられない理由は何なのでしょうか。その理由を考えてみます。

日本にはB&B文化がない

日本に民泊が根付きにくいのはB&Bの考え方がないせい、という人もいます。B&Bというのはベッド&ブレックファストのことで、ホテルなんかでは、寝る場所を提供し軽い朝食をつけてあげればいいくらいの、軽い宿泊施設のことです。

一般人でも、子供がいなくなったので、空いた部屋を他の人に貸し出す場合があります。外国には自分の家の一部を貸しても構わないという文化があります。

日本にはあまりありません。子供がいなくなったら物置小屋になってしまうといった感じです。

部屋を他人に貸し出すといった文化がないので、どうしても民泊をやっても適当になってしまいます。宿泊客をもてなす気もなく、責任を持つ気もありません。

宿泊客も自分勝手に部屋を使って、民泊オーナーも、宿泊客もろくな人間関係を築こうとしません。使い終わったら、とっとと部屋のキーをポストに入れて終了。こんな感じのドライな人間関係では、民泊は根付きません。

いきなり導入したために

オリンピックが急に決まったのを受けて急に民泊の法律ができて導入されてしまいました。はっきり言って無茶苦茶です。いきなり導入したために、民泊オーナーのほうも対応できない状況が続いています。

民泊という文化がないのに無理に導入したので、多くの人は戸惑っています。民泊と関係のない近隣住民まで迷惑をこうむっている。マナーも慣習もない状態で、うまくいくわけがありません。

特定の地域だけに絞って、様子を見ればいのですが、そんなことも行政は考えていません。いきなり始まってしまったのだから失敗の確率は高いです。

利益だけを求める行政

行政が民泊を導入するのには外国人観光客からお金を落としてもらうという考えがあります。はっきり言ってお金のためなのです。

表向きでは観光立国とか言っていますが、金のことしか考えていないのです。金のことだけ考えて作ったルールなのですから、うまくいくわけがありません。カネ、カネ、カネでは誰もがウンザリするでしょう。

利益だけを求めるオーナー

民泊を軽い気持ちで始めてしまう人も、はっきり言ってお金がほしいだけで始めています。とにかく金がほしいのです。だから自分の借りている不動産を他人に貸してしまうという人まで出てきたのです。

利益のことばかり考えているから、無茶な貸し方をしてしまったり、逆に、計画性もなく民泊を初めて、出費だけが増えてしまったということにもなります。

民泊を始めるなら利益だけでなく、利益以外の魅力を考えてから始める必要があります。そう簡単にお金が稼げるわけがありません。

近隣住民との不和

民泊が根づかない理由として近隣住民との不和があります。民泊を利用する人は基本的には旅行者で非日常を過ごしています。近隣住民は日常の生活を送っています。

結局不和が起こります。日常の生活を過ごしている人にとって、旅行者がどんちゃん騒ぎをしていたら迷惑以外の何物でもありません。

しかも民泊は、一般的な住居を改造して宿泊施設に変えたものですから近隣住民との接触が多くなります。隣の部屋に急に見知らぬ外国人がスーツケースを持ってウロウロしていた。というのでは、近隣住民はびっくりしてしまいますよね。

幾ら都会では、隣に住んでいる人は誰なのかわからないといった言い方がありますが、暮らしているうちに顔見知りくらいにはなるでしょう。それが急に肌の色の違う人が現れたら、それはびっくりするでしょう。

人種差別というわけではありませんが、日本ではアメリカのような文化ではありませんから。

地元を持たない人

民泊の背景には地元持たない人の存在があります。東京のような都市部で育った人たち。基本的には自分の最も有利な場所に住むといった感じの人々です。

このような人たちは、都合が悪くなれば移動すればいいと思っていますから、住んでいる場所だって愛着がなく、お金がもうかれば他人に貸してしまったほうがいいといった感じで貸します。近隣住民との関係をほとんど構築せず、そのためにその場所に愛着を持つ近隣住民との不和が生まれやすいです。

なかなかうまくいかない民泊ですが、行政が主導して急激に導入したことがその原因と思われます。うまくいくのか、うまくいかないのかはこれからの様子を見ていかなければわかりません。日本特有の民泊文化ができていくのかもしれません。民泊情勢は混沌としていて、うまいこと参入してサクッとお金が稼げると思っていると、出費だけして終わったということになりかねません。

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