オリンピックに合わせて、民泊という言葉はテレビやネットでもよく聞かれるようになりました。簡単に言うと、個人的に宿泊業を行うことですが、そう簡単に素人ができるものなのでしょうか。

民泊にはさまざまな問題が出てきています。どのような問題があるのでしょうか。基本的な三つの問題を見てみます。民泊をやめろということではありません。事前に覚悟しておかなければ、後になってからスムーズに経営ができなくなってしまうから。転ばぬ先の杖ということです。

申請が必要

民泊が簡単に始められるようになったからといって、いきなり始めるのは危険です。というのも、事前に申請しておかなければいけないからです。旅館業法に定められています。民泊を営業として始める際、申請しなければ懲役か罰金刑に処せられてしまいます。民泊を始める際には、届け出を忘れないでください。軽い気持ちで始めることはできないのです。

しかも、最近の民泊状況は混沌としています。法律がコロコロ変わってしまいます。まだ始まったばかりの制度なので、さまざまな犯罪や問題点が出てきて、その度に法律が修正されているのです。というわけで、届出をすることもちろんのこと、民泊の法律チェックも欠かせないことになります。ときには、弁護士や司法書士の力を借りることになるかもしれません。

自分のマンションを他人に貸す

民泊が始められるからといって、自分のマンションを他人に貸してしまおう、という輩も出てきています。ほとんどの場合で、マンションを他人に貸すのはアウトです。規約にも書いてあることがほとんどです。自分のマンションを他人に貸すことがOKな場合には、大家さんに聞いた方がいいでしょう。無断で民泊を始めてしまうと、追い出されてしまう可能性もあります。

自分の部屋なんだから誰に貸したっていいんじゃないなと思うかもしれません。でもそれで困る人がいます。それが近隣住民です。マンションの共有スペースが、見ず知らずの外国人に占拠されてしまうこともあります。どこの誰だかわからない人がマンションに入ってくるので怖くなってきます。マンションは契約者以外の人に貸すことはありません。だからこそ安心して暮らしていけるのです。宿泊用の物件として使ってしまったら、建物の性質が変わってしまうということです。

利用者の問題

軽い気持ちで民泊を初めて、ゲストに泊まってもらったら部屋の使い方がひどかった。こんな問題があります。利用者のほうも旅行気分で部屋を大切に使いません。自分のものだったら部屋を大切に使うくせに、他人の物だったら乱暴に使ってしまう。備え付けのもの勝手に持ち出して、自分のものにしてしまう。外国人でなくても、日本人でもこういう人はいます。

利用者のマナーはどうしようもありません。Airbnbの場合には、プロフィールの機能があります。貸したくない人は貸さなくても問題はありません。

しかし、初めて部屋を貸す場合にはその人がどんな人なのかわからないので、部屋をめちゃくちゃに使う人に貸してしまうかもしれません。せっかくお金をかけて部屋をリフォームしたのに、めちゃくちゃにされてしまった、ということも。こんな問題点もあります。時には警察に被害届を出すことになるハメになるかもしれません。

民泊にはこのような代表的な問題があります。軽い気持ちで始めてみて。辟易する人もいます。法律のことを知らなければいけません。そんなわけで、いくら簡単に始められるからといって、気軽に手を出せるものではありません。かなりの準備と、ホテル並のしっかりした覚悟がなければ、問題点が次から次へと湧いて出てくることになるでしょう。脱落する人もたくさんいます。

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