ホテルや旅館に泊まらなくても宿泊ができるようになった「民泊」。表向きは外国人観光客の増加が原因と言われています。しかし、民泊ビジネスが出てくるということは、その根底に何か隠れているものがあるはずです。その社会の変化を確認しておきましょう。

ホテルや旅館では足りない

今までのホテルの形といえば当然のようにホテルや旅館でした。しかし、都心部に外国人の観光客がたくさんやってきて、宿泊難民という人たちまで出てきてしまいました。ホテルがないから旅行ができない。このような需要の増加に対応して民泊が出てきたのは皆さんもご存じの通りです。しかし、これは表面的な出来事だといえるでしょう。

都会への集中とAirbnbなどインターネット仲介業の台頭

民泊というものが今までも存在していました。農業体験や漁業体験の民泊は、とっくの昔に地方自治体が推進していることでした。しかし、あまり話題にもなりません。逆に、東京都の人口がどんどん増えているように、多くの人が緑が豊かな地方を捨て、都会にどんどん出てきているのです。

日本人も外国人も都会を目指すようになりました。都会にどんどん人が集中するようになった結果、多くの人を受け入れることが必要になりました。その際に仲介役になってくれるのがインターネット。Airbnbという会社が、ネット上の民泊仲介会社として台頭しています。Airbnbが台頭するのも、都会を目指す人が増えたからにほかなりません。多くの人が都会に集まるようになったのは民泊ビジネスが現れた原因の一つともいえるでしょう。

働き方の多様性が生き方の多様性に

今までの旅行の形。ホテルや旅館でくつろぐ。それだけの話でした。しかし、既存の旅行の形が大きく変わっています。1990年代にバブル経済が崩壊し、若者たちは、定職につくこともできない人が増えてしまい、とても不安定な時代に突入しています。いい会社に入れば一生安泰どころか、会社ごと消滅してしまったら、あっという間に無職になる時代。

この先、どうなるかわからない、といった状況で、今まで当たり前のようにやってきたことも、時代によって対応する必要が出てきたのです。フリーターも増え、働き方の形も大きく変わりました。

よく考えてみると、何も会社に入って働くことなどないのです。働き方が変化した結果、旅行の方法も大きく変わりました。旅行しながらお金を稼ぐこともできる。場所を転々とする働き方もある。人間、どこでだって働けるようになりました。このような生活スタイルの変化が、今まであった典型的な旅行というものを覆しています。それが民泊という形で現れたのです。

贅沢すればいいという時代ではなくなった

最近では年収100万円台の貧しい若者が増えたといわれています。本当に貧しいのでしょうか。お金を持っていないから貧しいというのは言い過ぎではないでしょうか。お金がなくても、心が豊かならいいのではないでしょうか。若い人たちは、物質主義に冒されたバブル以前の大人たちをバカにしています。

精神的に豊かになればいいのです。贅沢して豪華な食事を食べる必要もない。それは旅行でも同じ。ぜいたくなホテルに泊まるよりも、見たことのない景色を見て、話したこともない人とも話す。ホテルの豪華さよりも人間関係が大事。バブル世代より上の人は、このような若者たちを「さとり世代」と笑っています。

しかし、若者もいい加減、お金や物質に疲れてしまって、精神的な充実を求めているのです。その結果、自分に合った旅行のスタイルが選べる民泊は、自分の気持ちに正直に旅行スタイルを選択することができます。これからの若者は豪華な旅行よりも、お金を使わない民泊にシフトすることが予想されます。

時代の変化が激しいもの。どうして民泊ビジネスが出てきたのかといえば、社会のあり方が変わってきたこと。そして若者の精神性も変わってきて、金さえあればいい、贅沢ができればいいという時代でもなくなってきました。民泊がただポッと出てきたわけではなく、このような社会の変化に合わせて出てきたのは必然だといえるでしょう。

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